Y0USYA |
2003-08-22 22:08 |
力丸
生い立ち 紫雲斎が暗殺の命を受け、とある武家に数人の雇われ忍者達とともに忍び込んだ。 紫雲斎は主を暗殺するが、女房と女中にその様子が発見されてしまう。 別の忍者がすぐさま発見者達を殺害、赤子を殺そうとしたところを紫雲斎は寸前で止める。その赤子が力丸である。 親を殺された赤子を引き取り紫雲斎は育てる。 よって正確な齢はわからない。 既に辰吉(龍丸)を引き取っていた紫雲斎はこの赤子も辰吉同様忍びとして育てることを決意した。 忍びとしての生き方しか紫雲斎には育てようがなく、辰吉にとって良き練習相手となるであろうと考えた。 あまりにもひ弱な赤子であったため紫雲斎は力(ちから)と名を付け育てた。 紫雲斎の命名の効果か体力も並以上であるし、腕前はかなりのものであった。 忍者として認められた力は忍び名「力丸」を与えられる。
彩女
生い立ち 紫雲斎がとある事情により京都に出向いたときに河原にて流されていく死体を見ているおもんを見つけた。 戦国時代の京の都は半分焼け野原である。その中にいたおもんは少し異質な存在であった。 紫雲斎は両親を捜し回るも見つからず、かといって女を弟子として引き取ることも全く考えていなかった。 そして何よりもおもんはよほど辛いことがあったのか自分の名前と年しか言わない。この時おもん6歳。 紫雲斎は組織としての忍びではなく、一匹狼系の忍者である。 よっておもんを九ノ一として育てる術を知らない。 床術や誘術、催眠術は紫雲斎の苦手とする部類であった。 紫雲斎の裾を掴んで放さないおもんを巻くのは簡単であった。 しかし紫雲斎は、おもんを男子の忍者同様に育てることにした。 資質だけであれば3人の中で一番秀でていたであろう。 兄弟子力丸とほとんど同じ時期に忍び名「彩女」を与えられる。
龍丸 生い立ち 3歳の時に戦場跡をさまよっていたのを紫丸(東紫雲斎の忍び名)が見つけ育てる事になる。 紫丸は戦場跡で死屍累々の中でたたずんでいた辰吉を見て直感的にこの子は優秀な忍びになると思ったという。 この時、紫丸47。戦国の世に失望し、子も無く、己の技を封印する決意をしていたが才気あふれる素材を見つけた時、継承者を育てる決意をした。辰吉は紫雲斎(現役を離れ名前を変えた)の元で忍びの技と心を磨き、16歳の時に、忍び名を「龍丸」を与えられる。その後、紫雲斎の元を離れても良かったが、己を高める為、精進をしながら力丸らの成長を見守っている。もちろん一端の忍びとしての任務をこなしながらであるが…。彼なりに兄弟子としての役割を感じている。 |
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