孤独的浪人
ジョーイきゅん
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这就是所谓的“真实”吗?
レイン 「もういいでしょう……。 シンバとソルティの真実。 最後に教えてください……。」
謎の青年 「………。」
レイン 「アナタの正体。 さあ、その真実を明かすのです!」
ジジ 「真実とは残酷なものじゃ。 おまえの信じてきたもの全て、 それを覆され失望に、 心砕かれるかもしれぬ。 それでも真実を知りたいか。」
レイン 「おおっ! 物言う鬼面、 シンバの守護者ジジよ! やはり、 あなたの正体はシンバ……。 操魂によって 生き長らえていたという噂は 本当だったのですね!!」
謎の青年 「レインさん。 残念ながら私は、 あなたの探している シンバではありません。」
レイン 「馬鹿な……。 これ以上、私を欺くおつもりか。」
ジジ 「レインよ。 シンバの生き死にが そんなに重要か?」
レイン 「いかにも。 世を和平へと導くは英雄シンバ。 かれの言葉が、 かれの指し示すもの全てが、 世界を変えていくのです! そうです。 シンバが生きているというだけで この世界の大きな 財産となりましょう!」
ジジ 「レイン。 人の命は永遠ではないぞ。 いや、人だけではない。 魔族も、エルフも、鳥も木も草も。 全ては限られた時間を 与えられ生きている。」
レイン 「しかし!」
ジジ 「シンバは魂を繋ぎとめることなど、 望んではいなかった。 それはソルティが 一番よくわかっていたことじゃ。」
レイン 「それでは、あなたは……。 あなたはいったい! 誰なんだ……。」
謎の青年 「受け継ぐ者。 シンバは 己の志を未来に残すことを選んだ。 私はシンバの名を 受け継ぎ今を生きている。 その志と共に。」
ジジ 「なかなか見込みのある男じゃ。 やがては牙獣を 自在に使いこなす存在にもなろう。」
レイン 「ソルティ帝は……。 ソルティ帝はどうなったのです! 影武者を残し、 この地に渡ったはずでは!」
ジジ 「……たしかに この地に渡ってきたな。 だが……、 この者にシンバの志を託した後、 逝きおった。」
レイン 「そんな……、 かつての帝国の力を もってすれば……。 古の時代の学問! 禁断の技術の力で なんとかなったものを!」
ジジ 「幻想じゃよ。 どのように技術が発達しようとも、 死んだ者は蘇らぬ。 同じ人間は創れぬ。 そして死者は 安らかな眠りを望んでおる。 次の魂へと浄化される、 その時を待ちながら。 しかし、人はそれを認めぬ。 その幻想に 囚われながら生きておる。 死者の眠りさえも妨げ、 自分の悲しみを埋めようと考える。 レイン……、 おまえはどうなのじゃ。 愛する者の 安らかな死を望まぬのか?」
レイン 「くっ。 うっうぅぅ……。」
ジジ 「命は何よりも尊い。 しかし永遠ではない。 だから、人は託すのじゃ。 後の世を生きる 熱き魂を持つ若人に。 シンバも、ソルティも、 その志は後の世代へと 引き継がれておる。」
レイン 「うっうぅぅ……、うぅぅ……。」
謎の青年 「………。 レインさん。 行こう。 ソルティさんのお墓に花を捧げに。」
セヴァの 外れにある小さな丘。 丘の上から見える海は、 はるかネバーランド大陸へと 続いている。 そして、大木の陰に 隠れるようにしてその墓はあった。 ……ソルティ・レイブランド。 墓石には、かすれた文字で 確かにそう書かれている。 レインは静かに目を閉じて祈った。 英雄が若者達に 託していった世界……。 この世界の行く末が、 希望の光に照らされていることを。
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二期はよー!
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[楼 主]
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Posted:2004-05-20 07:29| |
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